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乳房固定術
乳房固定術

授乳後の乳房の下垂や乳輪の位置の修正を目的とした乳房固定術があります。
 程度により様々な方法があります。
 軽度の乳房下垂に対する手術は乳輪の周囲の皮膚を切除し引き締める方法が一般的です。この方法なら局所麻酔での手術も可能です。
  中等度から高度の乳房下垂症の場合には、さらに大きな切開が必要になりますので、この方法で手術する場合には皮膚切除の量やデザインなど充分な事前の打ち合わせが必要です。

注意点

固定術の後、どうしても重力の影響で乳輪の形がいわゆる微妙に縦型になったり、オムスビ型になったりすることがあります。これに対しては患部が十分落ち着いてから必要に応じて乳輪の形の修正を行います。また、お若い方や下垂の程度が軽い場合などには、プロテーゼによる通常の豊胸術を行うことでよい結果が得られることがあります。これもまずはカウンセリングが必要です。
また、日本人には少ないのですが、乳房縮小術も行っています。いろんな術式があるのですが、基本的には乳輪の周囲の傷のみですむよう心がけ、なるべく自然に縮小するようにしています。

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